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レーダーホーゼン 村上春樹の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • [書評] ぼくたちの離婚 (稲田豊史): 極東ブログ

    年の終わりに、昔のブログでよく流行っていたように、今年読んで感銘を受けた本リストでも作ろうかと思ったが、なんとなく、機会を逸した。ただ、『ぼくたちの離婚 (稲田豊史)』は、奇妙に心に残った。 どういう本かというと、対談をベースにしたルポ本ではある。テーマは、離婚経験のある男性から見た、離婚の経緯や顛末である。徹頭徹尾、男側から見て、女側の言い分は聞かない。端から、公正さは狙っていない。男は離婚を、そしてつまるところ、女との結婚生活をどう見つめて、破綻したかということだ。そして、ルポにブレはない。が、同じく離婚経験者である著者は、なんとも言えない、インサイトというか受け止めを持って、離婚を語る男を見つめている。その視線も面白い。 で、つまるところなんなのか? 奇っ怪な世界なのだ。女というのはこんな奇っ怪な存在なのか? もちろん、そんなことはない。まして差別につながるようなことが言いたいわけで

    • 村上春樹作品のなかで「多くの女子学生を惹きつけ」「複雑な母娘関係が描かれた」、意外なタイトルをご存じですか?(古豆)

      村上春樹作品のなかで「多くの女子学生を惹きつけ」「複雑な母娘関係が描かれた」、意外なタイトルをご存じですか? フェミニズム的主題 村上春樹さんの新刊『街とその不確かな壁』が発売され、SNSなどには続々と感想が投稿されています。 ところで村上さんの作品といえば、小説はもちろんのこと、エッセイ、ルポルタージュ、インタビュー、読者との問答など、きわめて幅広いジャンルを横断していることで知られています。小説だけをとってみても、その主題・テーマは、全体を見渡せないほどの広がりを持っているといえるでしょう。 それゆえなかには、一般的な村上作品のイメージからはやや離れており、少し意外な印象を受けるテーマをもつ(とされる)作品もあります。 たとえば、長きにわたって村上作品を追ってきたことで知られる批評家の加藤典洋さんが、『村上春樹の世界』という著作のなかで、フェミニズム的な主題や「母と娘の関係」が描かれて

        村上春樹作品のなかで「多くの女子学生を惹きつけ」「複雑な母娘関係が描かれた」、意外なタイトルをご存じですか?(古豆)
      • 村上春樹研究フォーラム

        ⽬次 論文 村上春樹/リチャード・ブローティガン/スティーブン・キング ――「めくらやなぎと眠る女」論―― ……山根 由美恵…1 〈言祝ぎ〉の物語 ――村上春樹「タクシーに乗った男」論―― ……駒ヶ嶺 泰暁…14 村上春樹「独立器官」論 ――後藤へ向けられたテクストとして―― ……榊 裕希…26 村上春樹短編小説「レーダーホーゼン」における<レーダーホーゼン>と<半ズボン> ……関 氷氷 楊 炳菁…38 不在の父 ――村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」論―― ……荻原 桂子…53 ⾃著紹介 Haruki Murakami and the Search for Self-Therapy: Stories from the Second Basement Jonathan Dil ……65 『村上春樹クロニクル BOOK1 2011~2016』 『村上春樹クロニクル BOOK2 2016~2

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