バルセロナ、そしてスペイン代表に多くのタイトルをもたらした偉大な闘将カルレス・プジョル(44歳)。1月某日、千葉県のイベントで来日した際にインタビューする機会に恵まれた。牧場を経営する父からの教え、メッシやイニエスタら世界的スター選手たちと過ごした珠玉の時間……NumberWebに本音を明かした(取材協力:ワカタケグループ) 「ディフェンダーとして最も大切にしてきたことは、観察力と先を予測する力。私の経験でいえる限りは、この言葉が最も適切だね」 クラブ史に残るカピタン(主将)として、クレ(サポーター)に最も愛されたとも評される男は、静かに、それでいて熱い口調で語りかける。 華麗なパス回しにアイデアに富んだフィニッシュワーク――古くはリバウドやロナウジーニョ、10年代にはメッシやシャビ、イニエスタなどのクラックが奏でるエレガントなスタイルで欧州を席巻した全盛期のバルセロナ。そんな中で、一人、