今年2月、中日との練習試合で強肩をアピールする中村。「今季は顔つきが違う」と周囲の期待も高まっている(画像:共同通信社) 「母親をラクにすることを日々のプレーの動機にしなさい」 17年の広島ドラフト1位・中村奨成(21)は、プロ入り後、この言葉を胸に刻んできた。発言の主は、故・野村克也さん。同じ母子家庭で育ち、本塁打王9回、打点王7回を獲得。三冠王にも輝いた、捕手としては雲の上の存在だ。 【画像】広島の主力が六本木集結!で「ビールらっぱ飲み」写真 野村さんとはルーキーイヤーの18年春のキャンプ中に、テレビ番組で対談している。「若手はレギュラーの倍は練習しなさい」「親孝行しなさい」とアドバイスをもらったという。 「野村さんは自身の過去を投影し、中村に期待を寄せたのでしょう。中村は、小学生の時から注目された選手です。地元・広島の少年野球クラブ『大野友星』では、捕手ながら俊足、強打の選手として本