中野区は4日、JR中野駅前の複合施設「中野サンプラザ」解体後の後継施設を、民設民営の多目的ホールとする方針を明らかにした。収容人数は3000~7000人を想定している。同日あった区議会建設委員会で提示した。26日に開催する「区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議」で意見を聞いたうえで、9月に事業計画の素案を公表する。 区が示した資料によると、後継施設は「中野サンプラザのDNAを継承する」として、ポピュラー音楽の公演を主体で、収益施設として民間事業者が整備、運営するとした。
東京・中野のランドマークとして長年親しまれてきた「中野サンプラザ」の閉館日が、2023年7月2日に決定したことが分かりました。中野区議会が7月7日に公開した資料の中で明らかになったもの。 中野サンプラザ(公式サイトより) 中野駅新北口駅前エリア再整備に伴う中野サンプラザの閉館等について 閉館の理由は、中野駅新北口駅前エリアの再整備に伴うもの。閉館すること自体は以前から発表されていましたが(関連記事)、正式な閉館日が今回新たに決定した形となります。資料によれば、ホール部分以外は2023年6月末日をもって営業を終了し、7月2日で施設全体が閉館となるとのこと。また閉館にあたっては、中野サンプラザの記憶を次世代に残していくための取り組みとして、閉館記念コンサートや回顧展、他にも区民向けの見学会といったイベントも検討しているそうです。 中野サンプラザは1973年に中野駅北口にオープン。コンサートホー
(尾藤 克之:コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員) 10月、建て替えが検討されてきた「中野サンプラザ」を含む中野駅前の再開発について、新たな方針が発表されました。中野区の酒井直人区長は「サンプラザのDNAを継承し、デザインや名前についても引き継いでいく」方針を示しています。さらに、中野サンプラザを解体して最大収容人数7000名の多目的ホールなどの施設をつくるとしています。 筆者はこの発表に強い違和感を覚えました。今回は、サンプラザ解体問題にくわしい、中野区議会議員・いながきじゅん子(稲垣淳子/現4期目、無所属)さんに問題点について伺います。 ■ 中野サンプラザが死んだ日 筆者は中野区民で有権者の1人です。昨年6月に行われた中野区長選は、中野サンプラザ解体問題が争点になりました。サンプラザを解体し1万人規模のアリーナを中心とする集客施設を計画するとした田中大輔氏(前区長4期)を破
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