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伊沢修の検索結果1 - 1 件 / 1件

  • 【前編】台湾にあった帝国大学-台北帝国大学(台北帝大)の歴史

    台北帝国大学の種をまいた男と、花を咲かせた男旧制台北高等学校をはじめ、台湾の教育制度に間接的ながら穴を開けたのは、時の首相原敬であった。原は1921年(大正10)に暗殺されるが、間接的に台湾教育史に関わっており、彼が蒔いた教育の種は引き続き台湾で芽吹くこととなる。 1924年(大正13)、10代目の台湾総督としてある男が台湾の地を踏んだ。 伊沢多喜男(1869-1924)という内務官僚である。 「日本初の普通選挙を行った内閣」として日本史で学ぶ加藤高明内閣で、伊沢は大臣の任命を受けとったのだが、彼はそれを断る。 その代わりにと、彼は言った。 「台湾総督にさせてくれ」 台湾総督というと、「総督」という名前の響きもあって地位が高そうな印象があるが、実は名前ほどでもない。時代は既に文官総督時代になっており、法律によって総督の権限は縮小されていた。よって、台湾総督は内務省官僚の1ポストに過ぎず、序

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