『蕁麻(いらくさ)の家』を読み始めました。 萩原朔太郎さんの長女・葉子さんが書かれた自伝的小説です。 先日探訪した北沢川緑道にあった「萩原朔太郎・葉子の文学碑」から、 代田の鉄塔下にあったという萩原朔太郎邸 ( 三角屋根の家 ) が気になって読みたくなったのです。 先(せん)に目を通した朔太郎さんの『底本青猫』はちんぷんかんぷんで、私にはさっぱりわかりません。 私は詩というものがわからんのです。 それで方向転換。 家のことは葉子さんの小説にも書いてあるというので読み始めたワケです。 冒頭からありました 『蕁麻(いらくさ)の家』は、代田のその家が建つ前の話が冒頭から書かれていました。 こんな風に⤵ 萩原家はかなり複雑な事情を抱えていて、この自叙伝もかなり悲惨な話です。 冒頭の部分からも、家庭内のいざこざやパワーバランスがわかります。 父・朔太郎は、文学の中だけに生きる人で、母・稲子は、若い男