大阪では名の知れた武闘派ヤクザが怪死を遂げ、極道社会が騒然としている。弘道会系野内組の幹部の遺体が、5月13日、大阪・心斎橋のビルとビルの隙間で発見されたのだ。隙間はわずか70㎝。まさしく怪死である。 【写真】通夜で飾られた野内組幹部の遺影 「亡くなったのは、野内組の関将孝(48)という幹部です。ビル関係者が13日の午前9時20分頃に通報し、駆けつけた警官がビルの隙間で血を流して倒れているのを発見した。頭部の損傷が激しく、間もなく死亡を確認。被害者はビル5階の踊り場から落ちたと見られています。損傷が暴行によるものか、ビルから落下した際のものかは捜査中です」(全国紙大阪府警担当記者) 岐阜に本拠を置く野内組の野内正博組長は、弘道会若頭を務める大物だ。六代目山口組きっての武闘派として知られ、高山清司若頭から目をかけられている。暴力団情勢に詳しいノンフィクション作家の溝口敦氏が語る。 「あくまで