今年の新年のあいさつで、散策ノートの記事を少し増やしたいことを書いたのだが、二月の末に持病が悪化して一ヶ月以上の入院となったため、梅や桜の季節にどこも行くことができなかった。その後定期的な点滴治療のために、毎月2泊の入院を続けているのだが、数値も大分改善してきたので、たまには気晴らしに寺巡りがしたくなった。 関西花の寺二十五霊場十二番・久安寺 久安寺 具足池の「あじさいうかべ」 最初に訪れたのは真言宗の久安寺(きゅうあんじ:大阪府池田市伏尾町697)。この寺は紅葉でも有名だが、あじさい寺としてもよく知られている。毎年6月中旬から6月末頃まで、本坊の門前にある具足池にあじさいの花が浮かべられる「あじさいうかべ」が行われるのだが、今年の日程は6月16日(木)から7月3日(日)なのだそうだ。訪れたのは6月17日だが、6月下旬にはこの池全体にあじさいの花が浮かぶのを見ることができるという。 久安寺