渡辺ペコ 北海道生まれ。2004年『透明少女』でデビュー。青年誌初連載となった『にこたま』は、同棲カップルの現実を描き大きな反響を呼んだ。最新作は互いの不倫を認める30代セックスレス夫婦を描いた『1122(いいふうふ)』(連載中)。その他の著書に『ラウンダバウト』など。 最初は「済んだこと」として描こうと思っていた(ふみ)渡辺 1巻から『愛と呪い』を読ませていただいてきて、この3巻のドライブ感に驚いたんです。これまで、ふみさんは現実と距離をとって世界を作り上げて行くタイプの漫画家さんだと思っていて、それは愛子ちゃんの少女時代が描かれた1巻の印象でもあったのですが、進むにつれて物語がふみさんご自身にも読者にも近いところにどんどん迫ってくるようでした。 3巻は「決着をつけて乗り越える」ストーリーで、大人になった愛子ちゃんの隣に行きたいなと思いながら読んでいました。 ふみ ありがとうございます。