摂取したサプリメントに意図せず禁止薬物が混入し、2年間の資格停止処分を受けていた競泳の古賀淳也選手が2年4か月ぶりにレースに出場し「復帰したらこういうふうに泳いでみようと想像をふくらませていた。やっと試せるときが来て本当にうれしい」と笑顔を見せました。 その後、禁止物質が意図せずサプリメントに混入していたことが認められ、ことし5月までの2年間に処分が短縮されていました。 処分が終わった古賀選手は29日、東京辰巳国際水泳場で開かれた大会で2年4か月ぶりとなるレースに臨み、かつて日本選手権を9連覇した50メートル背泳ぎに出場しました。 スタートで前に出た古賀選手はトップでフィニッシュし、タイムは2009年にマークした自身の日本記録より0秒8遅い25秒04でした。 レース後の取材で古賀選手は、ドーピング検査で陽性反応を示した当時について「不正をした人間だと決めつけられて生きていかなければいけない