将棋の藤井聡太七段と同じ17歳の囲碁棋士、上野愛咲美女流棋聖が、一般棋戦(全棋士参加:性別年齢関係ない棋戦)「竜星戦」(囲碁・将棋チャンネル主催)で準優勝した。これは女性で史上最高位となる快挙だ。 歴史の扉をひとつ開いた上野女流棋聖の強さはどう育まれたのだろうか。 早碁三冠王をあと一歩まで追い詰める上野女流棋聖は、326人が参加した予選からベスト16の本戦に進出。 そこから、元名人の高尾紳路元九段、現役タイトルホルダーの村川大介十段、前碁聖の許家元八段と、トップ棋士に連勝して決勝戦に臨んだ。 決勝の相手は、早碁三冠王の一力遼八段(22歳)。 序盤で劣勢になるものの、中盤戦で力を出し、一力八段が「負けを覚悟した」ところまで追い込んだ。しかし、最後の詰めで「勝ちの手はいくらでもあるけれど、唯一、そこだけは負ける」という手を打って涙を飲んだ。 とはいえ、女性でも男性のトップ棋士と遜色ない戦いがで