大和ハウス工業と大阪マルビル(大阪市)は、2022年5月に建て替えを発表。梅田の新たなランドマークとなるべく刷新を決定した。建て替え後は、高さが約124mで地下4階・地上30階建てだった大阪マルビルを、さらに高層化する。 23年5月に閉館するまで、大阪マルビルには「大阪第一ホテル」や飲食店、物販店など35のテナントが入居していた。ホテルは客室数が460室。関東などからの出張族で、大阪第一ホテルに泊まったことがある人も多いはずだ。 宿泊や商業の他に、建て替え後は多目的ホールやオフィス、にぎわいや文化交流のための施設などを整備するという。30年春の完成を目指している。 完成がしばらく先になるのには理由がある。大和ハウスが大阪・関西万博のために、大阪マルビルの跡地を一時的に2025年日本国際博覧会協会に貸し出すからだ。万博会場ができる大阪・夢洲(ゆめしま)と市の繁華街である梅田を結ぶシャトルバス