最低賃金時給とB型の工賃の差平成31年1月現在の東京都の最低賃金は時給1013円である。((厚生労働省東京労働局HPより) 対して東京都内の就労継続支援B型事業所の平均工賃は234.6円(平成30年実績、東京都HPより抜粋) 就労継続支援B型の通所者で、1ヶ月で手元に届くのは2万円程である。 障害者によっては、この工賃では生活できないとの声が殺到している。 B型事業所の成り立ち就労継続支援B型は、古くは【作業所】と呼ばれ、障害者が通う場所としてはじまった。現在に至るまで、どのような道を辿ってきたのだろうか。 作業所は、当初は特別支援学校(旧養護学校)の卒業生の居場所として養護学校教諭や家族が資金を集め設立したのが始まりとされる。 その後草の根で設立する動きが1960-1970代に全国に広まった。この作業所は、現在のように国の法律で定められた福祉施設ではない無認可施設であった。 無認可施設で