きのう9月22日の正午すぎ、阪神タイガースの横田慎太郎選手(24)が現役引退を発表しました。球団事務所で、まず「わたくし横田慎太郎は今シーズンをもちましてユニホームを脱ぐことを決めました」との挨拶で始まった会見。その後、テレビの代表インタビューで横田選手はしっかりと前を向いて受け答えしていたのですが、囲み取材で両親のことを聞かれた際は言葉を詰まらせ、まさに男泣きでした。 取材陣もしかりです。涙で質問ができない記者やもらい泣きする記者、カメラマンさえ目を赤くする会見は、録音を聞いても鼻をすする音があちこちから漏れていたほど。私は横田選手が引退を決意した理由を語ったところで、もう我慢の限界でした。1軍の開幕戦で先発出場した2016年よりも「病気になってからの2年半が一番の思い出」と言ったことに涙が止まらなかった方は多いでしょう。 2017年2月の春季キャンプ中に脳腫瘍と診断された横田選手は、大