1月23日(月) 母に友人から電話があり、昼食を食べに外出する。 少し近所を歩いてみる。焼け跡を通る。案外家から離れていなかった。まだ焦げ臭い匂いが辺りに立ちこめている。 前に住んでいた松本通(※兵庫区、当時住んでいた家からは歩いて数分の距離)の家は、路地を挟んだ向いの家まで、が焼け、住んでいた家自体も壁が煤で真っ黒になっていた。 K芝先生(※職場の同僚、先輩)より電話、何か欲しいものはないか、と訊かれ、カセットボンベをお願いする。 夜遅く、姫路より伯父(※母の兄)、あっちゃん(※その娘)、りゅうくん(※孫)の三人が、車で救援物資を持ってかけつけてくれる。 近所の被災の様子よりも、小学生のりゅうくんは僕の部屋のパソコンに強い興味を示す。りゅうくんはすぐになついてくれる。膝にだっこして一緒にパソコンのゲームで遊ぶ。帰る時、少し泣かれて、こっちまでつらくなる(※震災の数年後に伯父は亡くなりまし