22日午前、国会で文在寅大統領が「2020年度予算案 施政演説」を行った。毎年恒例で、一昨年、昨年に続き3度目となる、演説では国政に対する反省も明らかにした。内容を丁寧に整理した。 ●ポイント1:「公正」と「寛容」今年11月で任期5年の折り返しを迎える文大統領は、冒頭で「去る2年半の間、わが社会の秩序を『人間』中心に変え、それを安着させるために努力してきた」とし、「『豊かに暮らす時代』を超え『共に豊かに暮らす時代』に向かうために、『核心的包容国家』の礎石を敷いてきた」と国政哲学を説明した。 そして、韓国社会の今を「個人の価値が大きくなり人権の重要性が定着しつつある」と診断した。 さらに、「(韓国社会は)すべての人の努力を保障する『公正な社会』を追求している。そのため、多様な声が出てくるようになり、互いの理解と違いに対する寛容と多様性の中の協力が、どの時よりも切実な時代となった」と分析した。