原子力規制委員会は、福島県にある東京電力の福島第二原子力発電所で入域が制限されている「防護区域」の扉の一部に適切に管理されていないものが見つかるなどテロ対策上の不備があったと公表しました。 すでに対策が取られているなどとして核物質防護に関わる4段階の評価のうち、もっとも軽微なレベルとしました。 東京電力の新潟県にある柏崎刈羽原発では去年、テロリストなどの侵入を検知する複数の設備が壊れ、その後の対策も十分機能していなかったことが明らかになるなどテロ対策をめぐる問題が相次ぎ、規制委員会は東京電力に行政処分を行うとともに、同様の問題がないかほかの原発も調べていました。 この中で、福島県にある東京電力の福島第二原発1号機と4号機でタービン建屋の中の「防護区域」にある一部の扉が適切に管理されていないことがわかったということです。 この扉は原発の建設当初からあったと見られるということです。 核物質防護