梅毒感染数、最悪ペース 7200人超、年間最多に迫る―感染研 2022年08月28日15時58分 【図解】梅毒患者報告数の推移 性感染症の梅毒患者が、過去最悪のペースで増加している。国立感染症研究所によると、今年の報告数(14日時点)は7241人。現在の調査方法となった1999年以降で最多だった昨年(7983人)に7カ月余りで迫っている。急増の原因は不明だが、今年は年間1万人を超える恐れがあり、関連学会が注意を呼び掛けている。 車中での性行為でHPV感染 自動車保険会社に7億円支払い命令 梅毒は細菌性の感染症で、主に性行為でうつり、全身の発疹やリンパ節の腫れなどの症状が出る。初期症状が軽いために気付かず、将来的に脳や心臓に重大な合併症が出ることもある。 日本性感染症学会によると、戦後間もない49年には18万人近くの患者が発生したとの報告がある。抗菌薬の普及で大幅に減少し、90年代は年間50