再び訪れる栄光への一歩となるだろうか。大相撲の元前頭・北青鵬(ほくせいほう)の暴力問題を受けて、所属していた宮城野部屋が閉鎖された。力士たちは新年度から伊勢ケ浜部屋に転籍し、宮城野親方(元横綱・白鵬)も部屋付きの親方として再出発を切った。 38年の相撲取材経験がある元NHKアナウンサーの刈屋富士雄さん(64)は「部屋の閉鎖というのは破格に厳しい。でもそこに至る理由があるんです。そして考えていくと、その原因を作ってしまったのは間違いなく宮城野親方なんですよ」と厳しい表情で語る。 角界を揺るがした北青鵬による暴行問題と宮城野部屋の閉鎖。問題の背景には何があったのか。一連の騒動に何を思うのか。大相撲をよく知る2人に語ってもらいます 「公正ではない」宮城野部屋閉鎖 相撲ライター和田静香さんの違和感 大相撲は「プロスポーツ」じゃない 宮城野親方の降格、減俸、師匠・親方としての再教育――。刈屋さんは日