物事には裏と表ある。 物自体に対して注目する場合 それは真と偽だ。 つまり、世の中には本物と偽物があるのだ。 そして、私たちはほとんどの場において これを意識することはない。 スーパーで買い物をしていれば ニラと間違って水仙の葉っぱを食して 食中毒に見舞われることもないし 本物に非常に似た毒きのこのために 致命傷を負うこともない。 つまりモノの真贋を 意識せずとも私たちの生活は回るのだ。 こんなことを言うと 美術品を除いて、モノの真贋というのは さほど重要じゃないのか? という問題が出てくる。 でもこれは結果論だと思う。 似たようなものが出来上がって 厳密には違うけれどどうにも問題がなさそうだ と、良しとして利用する。 当初の遺伝子組み換え食品を思い出すけれど。 スーパーに行けば、味噌が大量においてある。 味噌汁は日本人の心だという。 私も同意する。 毎日ポトフでは飽きる。 味噌汁の寛容さ