昔ながらの木造建築の屋敷が建ち並ぶ、たけはら町並み保存地区(重要伝統的建造物保存地区)の本町通りを散策してきましたが、突き当りに、胡堂が見えてきました。通りの散策も終わりに近づきました。【他の写真】 【頼惟清(らい・ただすが)旧宅】 幕末の尊王攘夷運動に多大な影響を与えた歴史家・思想家、頼山陽(らい・さんよう・「日本外史」の著者)の祖父、頼惟清(1707~1783年)が紺屋(こうや=染物屋)を営んでいた邸宅です。江戸中期の1775年頃の建築。昭和32年に県史跡に指定されました。【他の写真】 【頼惟清旧宅・内部】 中央に土間があり、左右に和室がありました。頼惟清は家業の傍ら和歌を学んだ文化人でした。頼惟清の長男、頼春水(らい・しゅんすい=頼山陽の父)も儒学者・詩人で広島藩の藩儒に招聘されました。【他の写真】 【頼惟清旧宅・内部・右側の和室】 座敷の奥には「生涯一片青山」の額がありました。頼山