警察の捜査を受けている―。特報班が、無料とうたって高額の掲載料を請求する求人広告サイトの問題を報じた後、記事を読んだ東京都の教育関連会社の責任者である40代男性から連絡が入った。自身も請求され、被害拡大を防ごうと他の広告主に注意を呼び掛けたら、サイトの運営会社から「信用を傷つけられた」と告訴されたという。 記事は9月1日に掲載。契約書類に小さな字で「自動で有料に移行」との注意書きを記す手法や相次ぐトラブルを伝えた。この記事を知った男性は同21日に連絡を寄せ、記者に「警察から昨日、『あなたを書類送検する見込みだ』と言われた」と当惑気味に話した。 ■48万円請求 男性は3月、横浜のサイト運営会社から「提携する大手サイトにも載せられる」と勧誘され、3週間の無料期間限定で広告の掲載を依頼。だが大手との提携の事実はなかった。無料期間の終了直前に解約を申し入れたが、契約書に小さく書かれた「解約は無料期