新装版 天地人 上 天の巻【電子書籍】[ 火坂雅志 ] 価格: 503 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 越後魚沼郡に生まれた樋口与六兼続は、上田衆として同郷の上杉喜平次景勝を主君として仕えていた。跡取りがなかった上杉謙信は、甥の景勝を養子に迎えると言うが、謙信には既に北条氏康の七男で美男子と評判の上杉三郎景虎が養子となっている。その謙信は突如脳卒中で倒れ、後継者を指名しないまま49歳で亡くなってしまった。これにより「御館の乱」と呼ばれる家督争いが勃発する。 三郎景虎は生家の北条家と、同盟を結ぶ武田家の両家の支援を背景に、家中で勢力を伸ばしていく。兼続は不利な局面を打開するため、信長に敗れ焦っている武田勝頼に、東上野の割譲を材料にして交渉し、同盟を結ぶことに成功した。対して三郎景虎は武田の支援がなくなり、北条が雪の季節に撤退したことも加わって徐々に劣勢となり、26歳で自害する。 景勝が当主