食材を生かした、季節ごと(四季)の美しい彩りを見せる和食は今や世界に評価されています。しかし、和食も常に変化し続けています。 今回は和食の歴史を、どこに転換点があったのかに注意しながら見ていきましょう。 縄文時代 稲作の伝来も、まだ狩猟の補完的な位置づけ 弥生時代 飛鳥・奈良時代 平安時代 鎌倉時代 大きな転換点は675年に天武天皇によって発布された「肉食禁止令」です。 明治時代初頭に解禁されるまでおよそ1200年間、日本人の肉食は0ではありませんが、西洋と比べれば著しく少ないものになりました。その間、魚介類で動物性たんぱく質をとり、大豆と米で植物性たんぱく質を補給する健康で長寿効果の高い食生活が続きました。 肉類に比べればどうしても物足りない面もあるため、それが「だしをとる」ことの工夫に繋がりました。お客をもてなす心から見た目の美しさにもこだわる料理様式がいくつも生まれました。 今やユネ