Photo By Shutterstock 高度成長期以降、“東洋のナポリ”や“日本のハワイ”と称され、日本を代表する観光地となった熱海。一転、バブル崩壊以降はどん底にまで衰退し、さびれた温泉地と化した。 谷底だった暗い時期に熱海で少年時代を過ごし、学生時代、バックパッカーとして世界中を回った末に、熱海を盛り上げるために東京からUターン起業したのが、今回お話を聞いたmachimori代表取締役の市来広一郎氏だ。 近年、熱海は50年間連続でマイナス成長を経た後、V字復活を遂げている。荒廃した観光地に自信を取り戻し、お客さんを呼ぶ活気ある街に復活させた働きかけとは? 取材・文・構成:庄司真美 取材協力:Saturday Night Study 市来広一郎 machimori代表取締役、NPO法人atamista代表理事 1979年静岡県熱海市生まれ。東京都立大学(現首都大学東京)大学院理学研究