23年10月の書籍雑誌推定販売金額は848億円で、前年比0.4%増。 書籍は498億円で、同2.8%増。 雑誌は350億円で、同2.9%減。 雑誌の内訳は月刊誌が295億円で、0.2%減、週刊誌は54億円で、15.6%減。 返品率は書籍が33.8%、雑誌が44.9%で、月刊誌は43.7%、週刊誌は50.4%。 週刊誌の月次の50%超えは初めてだ。 書籍は9月期に続いて、返品が減少し、推定販売金額も2ヵ月連続のプラスとなった。 それは新刊と出回りの書籍の2.7%、5.1%増の平均価格の値上がりにもよっている。 だが書店店頭売上は厳しく、書籍は6%減、文庫は9%減、ビジネス書は3%減、実用書は2%減、児童書13%減で、文芸書は5%増となっているが、これは初版30万部の『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社)の刊行に負っている。 雑誌は定期誌10%減、ムック4%減、コミックスも『呪術廻戦』『SPY