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笙野頼子 代表作の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第5回:『超時空要塞マクロス』|髙橋優

    はじめに 歌・可変戦闘機・三角関係――この三要素は、2022年に40周年を迎えたマクロスシリーズの「お約束」とみなされている。シリーズ第一作にあたる『超時空要塞マクロス』(1982~1983年、以下『マクロス』と略記)は、「お約束」の成立に先鞭をつけた色々な意味で伝説的な作品である。「色々な意味で」と含みを持たせたのは、『マクロス』がシナリオ・作画の両面において、諸手を挙げて褒められるような作品ではないからだ(そもそも諸手を挙げて褒められる作品などない、という指摘はさておき)。 アニメスタイル編集長の小黒祐一郎はコラム「アニメ様365日」において、『マクロス』は「立派なところはこの上なく立派だが、ダメなところは徹底してダメな作品」、「よくも悪くも、ムチャクチャなアニメ」だったと述懐している。 模型文化ライターのあさのまさひこも、アニメーション・特撮研究家の五十嵐浩司との共著のなかで、「昨今

      名作/迷作アニメを虚心坦懐に見る 第5回:『超時空要塞マクロス』|髙橋優
    • 「芥川賞ぜんぶ読む」菊池良さん×「直木賞のすべて」川口則弘さん対談〈前編〉 受賞作、全部読んでわかったこと|好書好日

      芥川賞受賞作一覧に線を引いていくのが楽しい ――菊池さんの新刊『芥川賞ぜんぶ読む』は、書名のとおり、過去84年間の芥川賞180作品を全部読み、それぞれの内容を紹介したガイドブックです。そもそもなぜ、全部読もうと思ったのですか。 菊池良さん 富士山を登るみたいな感じで、登山的なモチベーションでやりましたね。誰もやっていない山を登頂するような。でも、文学賞を全部読むというのは初めてです。 川口則弘さん なんで芥川賞なのですか。全部の中でもいろいろある中で。 菊池 前から気になっていた賞でした。受賞の記者会見がニュースで流れますし、マスコミ的興味といいますか。一番有名な賞なので富士山を登るみたいな感じでいっちょやってみようって。 ――川口さんは20年にわたり、ウェブサイト「直木賞のすべて」を運営されています。芥川賞もすべて読まれているそうですが、直木賞の方が先ですよね。 川口 そんなことはないで

        「芥川賞ぜんぶ読む」菊池良さん×「直木賞のすべて」川口則弘さん対談〈前編〉 受賞作、全部読んでわかったこと|好書好日
      • 2020年に読んだ本 - Close To The Wall

        今年読んだ本を10冊プラス10冊挙げてみる。 上田早夕里『深紅の碑文』早川書房 オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』白水社 木村友祐『イサの氾濫』未來社 笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』講談社 藤野可織『ピエタとトランジ〈完全版〉』講談社 テッド・チャン『息吹』早川書房 林京子『祭りの場・ギヤマン ビードロ』講談社文芸文庫 パウル・ゴマ『ジュスタ』松籟社 石川博品『ボクは再生数、ボクは死』エンターブレイン イボ・アンドリッチ『イェレナ、いない女 他十三篇』幻戯書房 もう10冊 ライター仕事 最後に。 上田早夕里『深紅の碑文』早川書房 深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション) 作者:上田 早夕里発売日: 2013/12/19メディア: 単行本『華竜の宮』の姉妹篇。人類に迫る、プルームの冬と呼ばれる地球凍結の危機を目前にしたなかで、救援団体、反抗する海上民、ロケット打

          2020年に読んだ本 - Close To The Wall
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