爆発音とともに、建物は一瞬にして炎に包まれた。18日午前、アニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ)の京都市伏見区のスタジオから出火し、50人以上が死傷した事件。京都府警に身柄を確保された男(41)は「ガソリンのような液体をまき、火を付けた」と話したという。スタジオは数時間にわたって燃え続け、現場には血まみれの従業員たちの悲鳴が響いた。子供だけでなく大人にも愛されるアニメの制作現場で何が起きたのか。 爆発音、何度も 「接客中に『パーン』という何かが破裂するような音がして、外に出てみると京アニが火の海になっていた」。近くで美容院を営む男性(34)は戸惑った様子で話した。 京都府警や京都市消防局によると、爆発があったのは午前10時半ごろ。男がスタジオに入り、ガソリンのような液体をまき火を付けたという。3階建てのスタジオは一瞬にして燃え上がり、近所の保育園の女性園長(53)は「爆発音が何度も