旧ソ連時代、ウクライナ北部のチェルノブイリ原発4号炉が 1986年4月26日、午前1時23分(モスクワ時間)に、 急激な出力上昇をもたらす暴走事故が発生し、原子炉が爆発をした。 原子炉と建屋は一瞬で破壊され、爆発と火災が発生し、 大量の放射能が放出された。 最初の放射能雲は、西から北西方向に流れ、 ベラルーシ南部を通過し、バルト海へ向かった。 同年の4月27日には、海を越えたスウェーデンでも放射能が検出された。 これをきっかけに、4月28日、ソ連政府は事故発生を公表をした。 チェルノブイリの放射能は、我が日本国内でも 1986年5月上旬に観測され、北半球のほぼ全域で同様に放射能が観測された。 この頃降った雨からも、同様に放射能が検出された。 というように、原爆投下や原子力発電所を破壊するということは、 放射能汚染問題に我々人類だけではなく、 地球上に生息する人間以外の動植物、私達の住む場所