恐怖の10股愛憎劇。だが一番怖いのはこの映画の脚本家。 1961年。市川崑監督。船越英二、岸惠子、山本富士子。 妻がいるにもかかわらず、他に9人の愛人をもつテレビプロデューサー風松吉。たまりかねた女たちは共謀して彼の殺害を企てた…。(Amazonより) おはようございます。 本日は『黒い十人の女』を取り上げていくんだ。なかなか質の高い評ですよ! よく恥ずかしげもなくこういう事を言うなー…って自分でも思うけど、決して自画自賛しているわけではなく客観的に判断してるだけなんです。信じて。 逆に、うまく書けなくて大いに不満が残ったのは『処刑の教室』(56年)だなぁ。第1章は作品の背景を小気味よく語っているので、これは及第点。しかしその後がひどい。どこにも批評のピントが合っておらず、酷評の切り口は凡庸、文章もグチャグチャにもつれまくってて、批評の有効性はほとんどゼロです。この評に自分で点数をつけるな