「42歳は男の大厄」と言われたのは昔のこと。75万人のレセプトデータを解析し、七大疾病の好発年齢から割り出した結果、日経ビジネス世代の要注意年齢は男性が37歳と50歳、女性は39歳と52歳なのだそうだ。 日本人の平均寿命は80歳を超え、女性は90歳にすら近づきつつあるものの、自立して健康に生活できる「健康寿命」はいまだに70代前半に留まっている。「新厄年」を提唱するエミリオ森口クリニックの板倉弘重理事長に、現役世代が健康寿命を伸ばすにはどうしたらいいかを聞いた。 (聞き手は秋山知子) 板倉先生が提唱された「新厄年」。最近はいろいろなところで注目されてきていますね。男性は24歳、37歳、50歳、63歳。女性は25歳、39歳、52歳、63歳が健康面で注意すべき“厄年”に当たるということですが、どのようなきっかけで考案されたのでしょうか。 板倉 弘重(いたくら・ひろしげ) エミリオ森口クリニック