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茨木のり子 倚りかからずの検索結果1 - 8 件 / 8件

  • 中島みゆき「糸」という歌 | 京都精華大学エクストラ

    たとえば、民謡は歌そのものが伝承されているが、これを誰が作ったかはほとんどが伝えられていない。良い歌だから伝わったのだ。 9月の中旬、妻に誘われて、映画『糸』を観に映画館を訪れた。中島みゆきの「糸」という歌に着想を得た物語である。スクリーンのなかでも、ラジオから「糸」が流れ、エンディングでは、主役の一人である高橋漣役の菅田将暉がうたう「糸」が流れていた。私は、ヒロイン園田葵役の小松菜奈の演技に惹かれたこともあり、この映画が気に入ったのだった。自宅に帰ってからも、中島みゆきの歌をフルバージョンで聴くことができるYouTubeの『糸』MUSIC VIDEOを観て、映画を思い出していた。一方で、Apple Musicで「糸」を検索して、そのカバーバージョンを聴きまくっていた。そこには、中島みゆき自身は歌を提供していなかったが、他の歌い手の「糸」が、30曲ほど入っており、これも片っ端から聞いて、映

      中島みゆき「糸」という歌 | 京都精華大学エクストラ
    • 【現代詩】「そして、舞う雪…」 北の涯の凍りついたような砂浜と雪のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

      そして、舞う雪… (…底で騒ぐ突起の群… (…その、一塊が… (…不意に、沸騰する… (…そして、崩れた底のさらに下に… (…新たな「底」がのぞく… 浮上する泡は 表面が突起で覆われた 「まるで袋」のように 膨張を続けるのだ 打ち上げられるのは 北の、遠い涯の 雪の厚く降り積もった砂浜 白い鳥だけが見下ろしている 雪が風に舞う 波が凍る砂浜を齧る 遠い砂浜 科学にできることはもはやなく あるいは言葉はただたんなる窒息間際のうめきになり あとは「底」がいくつ現れるのかを 数え上げる子供の声だけが、必要なのだ それに気づくのも あの声の主 私が、あの遠い涯 あの北の暗い坑道に置き去りにしたままの (…置き去りにされたままの、子供… 砂浜に打ち上げられた 袋を蹴りながら駆けてゆく足跡が 雪原と波打ち際のわずかの境界を どこまでも続く そして、舞う雪 ***** 文学が好きな方なら、以下の詩集はお

        【現代詩】「そして、舞う雪…」 北の涯の凍りついたような砂浜と雪のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
      • 『倚りかからず』 - 60代 葉桜のおしゃれダイアリー

        今日見たドラマで、すごく心にガツーンと来る詩を知りました。 大好きな市原悦子さんの『弁護士高見沢響子』。ドラマの内容に直接関係は無いのですが、すごく心に残る詩でした。 『倚りかからず  茨木のり子』 もはや できあいの思想には倚りかかりたくない もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない もはや できあいの学問には倚りかかりたくない もはや いかなる権威にも倚りかかりたくはない ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ 茨木のり子さんの代表作、「わたしが一番きれいだったとき」は若い頃に読んだ事がありました。 「倚りかからず」は知らなかった。若い頃に読んだとしても、今とは受け取り方が違ったのだろうと思います。あと10年後でも違うのだと思います。 詩ってあまり馴染はないけれど、

          『倚りかからず』 - 60代 葉桜のおしゃれダイアリー
        • 憲法九条、その先へ  ──「朝鮮病」患者の独白|manabe kaoru

          徐京植(作家・東京経済大学教授) (※『徐京植評論集Ⅲ 日本リベラル派の頽落』より引用) 憲法九条が風前の灯である。本年(二〇一六年)七月に予定されている参議院選挙の結果次第では、安倍政権は改憲への道に踏み出すだろう。かりに今回の選挙で改憲発議ラインである衆参両院三分の二以上の議席獲得に成功しなかったとしても、安倍政権は引き続き高い支持率を維持しているので、改憲の危機が去るわけではない。「緊急事態条項」という、ある意味では九条改廃よりさらに危険な独裁制への道も開かれようとしている。 この時期に当たって、私のような者も何かひとこと言わないではいられない。 「私のような者」というのは、簡単にいうと日本に生まれ育ち、日本社会の動向に直接の影響をこうむる立場でありながら参政権すらない在日朝鮮人ということ、つまり日本社会から「周縁化された者」という意味である。 「朝鮮病」患者 振り返れば、憲法九条が

            憲法九条、その先へ  ──「朝鮮病」患者の独白|manabe kaoru
          • 2023年よかった本 - タカオブログ

            2023年は本をけっこう読めた。 数えてみると100ちょいだった。ペース的には学校がはじまってからのほうが読んでいて、よっぽどヒマしてたんだな〜という感じだ。 : 春くらいから、お友達🕺の家(本が1500冊くらいある)にあそびにいくようになったのが大きい。踊りながら仕事をする友達🕺とおしゃべりしながら本を読んで、すこしダラダラして、いくつかの本を借りて帰る、という日がちらほらあった。 借りる本を厳選するのは超たのしい。こどものころ図書館で貸しだし冊数の上限に頭をなやませていた時のような、さいこうにワクワクする時間。 :: ひまなので、本棚をひっくりかえして今年の10冊を選んでみた。 よみもの系 『それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと』榎本空 『ペーパームービー』内田也哉子 小説 『ポラリスが降り注ぐ夜』李琴峰 『青と緑』ヴァージニア・ウルフちょ、西崎憲へん/やく かし

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            • 三行詩 第百章(微子第十八) - 四端録

              ○日曜日の午後、8月13日、自宅 『過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になります。/ヴァイツゼッカー』 「図書館で、戦中・戦後史の本をかりる、このお盆休みに腰を据えて読もう」 「思想は左右別れるも、戦争を繰り返すな、若い人はしっかりと勉強すべきだ、ここは一つで貫かれている」 #三行詩 『独裁者(ヒトラー)はいつも、偏見と敵意と増悪を(民衆へ)掻き立て続けることに腐心していたのです/ヴァイツゼッカー』 「私たちは歴史に目を背けてはならない、自ら学び、判断する」 「一部の政治家、有名コメンテイター、人気ユーチューバーの発する言葉が思い浮かぶ、煽動者には注意すること」 #三行詩 ○日曜日の午後、自宅 「戦中史を書いた書とは当然ながら著者の主観が過ぎる書が多い、思い、経験が重すぎて溢れ出ている」 「半藤一利、昭和史(上・下)をAmazonで購入する」 「NHK出版新書、太平洋戦争への道、

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              • 「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。

                1日1冊本を読むと決めて以来、休まずに本を読み続けている。 本当に読み続けている。休んだ日はない。 雨の日も、風の日も、元気な日も、ちょっとダルい日も、仕事が激務の日も、母を早朝から病院に連れて行く日も、旅行に行っても、ワクチンの副反応で高熱が出た日も、感染して(コロナになりました…)高熱が出た日も、1日1冊、読み始じめて、最後まで読み切る生活を続けた。 最初はキツかった。 もともと読書週間がほぼ皆無だったので、めちゃくちゃしんどかった。 正直、なんでこんなこと始めたのか?バカじゃないの!?って思ってた。 「今日はさすがに読めない」って日もたくさんあった。 でも「なんとしても読む」精神でひたすら続けた。 そんな日々を送ってきた。 はじめのうちは「コーヒーを淹れたら本を読む」というような前置きを作ったり、いろいろとやり方を工夫していた。 500日も続けたらそんなものもいらなくなった。 「今日

                  「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。
                • タイミングが奇跡、逃しちゃいけない、占い少し山羊座。 - serori8793の日記

                  おはようございます。 昨日の夜、寝る前の儀式というかあるんですよ。 最近はまたお酒を休んでいますから、酒を飲んで寝るときは儀式も何もないのですが。 それは寝る前にベッドの脇にテレビがあるのですが、NHKか教育テレビ、つまりチャンネル1か2をみて寝るのです。 その理由は落ち着くから。 クラシックのオーケストラをやっていたり、歴史の謎をたんたんとはなしていたり、私の好きな心が整う料理番組を飾り気なしにやっていたり、教育の今を取り上げていたり、他の賑やかな番組と少し雰囲気が違うのが眠りにつくのに心地よいから。 それに受信料払っていますから、みないと、ね。 そしたら昨日、この人を紹介されていました。 詩人、茨木のり子さんです。 時代が変わっても若い人が今、この人の詩をみて、心が動かされたり響いたりしているようです。 私もチラッとみただけでも心が掴まれました。 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかも

                    タイミングが奇跡、逃しちゃいけない、占い少し山羊座。 - serori8793の日記
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