「流通業界の黒船」と呼ばれたカルフールの店舗として開業し、広い売り場と独特のスロープ型エスカレーターで知られた「イオン東大阪店」が営業を終了します。閉店の直接の理由は、「駅ができるから」。背景には何があるのでしょうか。 「流通業界の黒船」だった現在のイオン、閉店は既定路線? 大阪府東大阪市で営業を続けてきた「イオン東大阪店」が、2021年3月末をもって閉店します。この店舗は2003(平成15)年、フランスに本拠地を置く大型量販店「カルフール」として開店、多量仕入れによる安値販売から「流通業界の黒船」と呼ばれた業態の進出は当時大きな話題を呼びました。 その後カルフールの日本撤退・法人としてのイオン傘下入りによって現在の店名に変更され、間もなく閉店の時を迎えるこの店舗ですが、今回の閉店は「大阪府から定期借用していた土地の契約満了によるもの」です。18年前の開店当初から、2022年には土地を大阪