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藤野可織 ファイナルガールの検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 健全な女性が健全ではない欲求を果たす――日常に潜む狂気を描いたサイコサスペンス連載小説「ここからは出られません」藤野可織|本がひらく

    至高の狂気を描き出す作家、藤野可織の集大成がここに誕生! 私立大学の職員である鳩里は、ごくありふれた生活を送っている。決まった時間に出勤し、決まった時間に帰宅。ランチタイムには、身に着けたブランド品を同僚と自慢しあうなど、その生活は普通そのものだ。そんな「普通」な彼女が抱える秘密とは―――。 「ここからは出られません」というサインが輝いているのを見ている。これが私の毎朝の習慣。そのサインは、職場の最寄駅である地下鉄のホームの北の端にある。北の端とかんたんに言ってしまうとかんたんに見られそうな気がするけど、ホームは長い。エスカレーターやエレベーターや階段のために通路が狭くなった床の大きなタイル、肩に触れるくらいに迫ってくる壁の小さなタイルをいくつもいくつも越えたところ、改札の階へ上がることのできる最後の階段を通り過ぎてやっと通路が広くなって、でもその階段があるために天井が斜めになっているちょ

      健全な女性が健全ではない欲求を果たす――日常に潜む狂気を描いたサイコサスペンス連載小説「ここからは出られません」藤野可織|本がひらく
    • 心の奥を言語化されたような、奇妙な感覚を持つ物語 |

      『ファイナルガール』 藤野 可織 (著) 角川文庫あらすじ私には何年も付いているストーカーがいる。姿は見せないが、常に私を見張っていて電話をかけてくる。結婚が決まった後もまた電話をかけてきて…(「去勢」)。リサの母親は、リサを守り命を落とした。その時からリサの戦いが始まった(「ファイナルガール」)。日常と非日常の境目があやふやになる奇妙な七つの短編集。 ストーカーと「私」の関係性高校生の頃からどこからか私を見ていて「お帰りなさい」「よかったね」などと電話をかけてくる男、つまりストーカーがいる。相手を気味悪く思いながらも軽んじていたのだが。ストーカーの目線の不気味さと私の対応の不可解な部分が奇妙なねじれを感じさせます。 戦っているのは現実世界?それとも…?そして、リサの戦いを描く話では、若くしてリサを守るために亡くなった母を想う階層からはじまり、空想なのか現実なのか次第に境目があやふやになっ

      • 文化庁の翻訳コンクール - 面白情報探し旅!?

        ランキング参加中好きなことで仕事にしていきたい人もブログ集まれ 文才も語学力もない為、多分、私は応募しないと思いますが、ちょっと気になるコンクールを見つけました。 第8回JLPP翻訳コンクール 日本の現代文学作品の優れた翻訳家を発掘・育成することを目的に文化庁が開催する翻訳コンクールです。 課題作品は 藤野可織さんの「私はさみしかった」という作品。 応募受付は令和5年6月1日から30日 賞金は最優秀賞100万円・優秀賞25万円 詳しくは公式ページをどうぞ... ↓ www.jlpp.go.jp ↑ 翻訳課題は上記公式ページからPDFでダウンロードできます。 ↑ 参考までに、この作者の色々な著作 ↓ ファイナルガール (角川文庫) 作者:藤野 可織KADOKAWAAmazon パトロネ (集英社文庫) 作者:藤野 可織集英社Amazon 私は幽霊を見ない (角川文庫) 作者:藤野 可織KAD

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