フードライターとして飲食店をリサーチする中で、人気の和食店にある共通点を見つけた。それは、ごはんが美味しいこと。コースで出される料理は絶品なのに、〆のごはんにガッカリしたことが今まで何度あったことか。 美味しいごはんを食べさせてくれる店はないものかとネットで検索していると、大阪・難波にある店がヒットした。その名も「象印食堂」。一瞬、目を疑った。象印とは、炊飯器をはじめとする家電メーカーの、あの象印なのか。HPを見ると、紛れもなく象印マホービンがプロデュースした飲食店だった。 さらに象印マホービンは、難波の「象印食堂」以外にも、新大阪駅構内に「象印銀白弁当」と阪神梅田本店に「象印銀白おにぎり」を手がけていることがわかった。家電メーカーがなぜ飲食業界へ進出したのか。それを確かめるべく、大阪へ向かった。 「炎舞炊き」で炊き上げたごはんが主役 大阪南海なんば駅直結の商業施設、なんばスカイオ。この6