カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンのセントビンセント島で噴火したスフリエール火山。ジャマイカ・西インド諸島大学地震研究センター提供(2021年4月9日撮影)。(c)AFP PHOTO / Courtesy of The UWI Seismic Research Centre 【4月10日 AFP】カリブ海(Caribbean Sea)の島国セントビンセント・グレナディーンのセントビンセント(Saint Vincent)島で9日、40年以上休止状態にあった火山が噴火した。空は噴煙で覆われ、1万6000人に避難命令が出された。 噴火したのは、同島北部にある同国最高峰のスフリエール(Soufriere)火山(標高1234メートル)。現地の緊急事態管理当局によると、高温の火山灰と煙は高さ6000メートルに到達。同島は南北の長さが約29キロあるが、火山灰は火山の反対側、南端にあるアーガイ