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  • 「選良政治」は実現するか?/「熟議」がダメな理由(読書メモ:『アゲインスト・デモクラシー』②) - 道徳的動物日記

    アゲインスト・デモクラシー 下巻 作者:ジェイソン・ブレナン,井上彰,小林卓人,辻悠佑,福島弦,福原正人,福家佑亮 勁草書房 Amazon 一昨日の記事が長くなったので、残りは駆け足で紹介。 ●エピストクラシー(選良政治論)は「理想理論」か「悲理想理論」か? 「訳者解説」でも指摘されている通り、本書で主に展開されるのは悲理想理論である。 ブレナンの考えは次のようなものである。もし人々が十全に知識を得ており、合理的であり、かつ道徳的に理にかなっているような理想的社会があるとしたら、その社会においてはデモクラシーが完璧に機能し、いかなるエピストクラシーよりも良い帰結を安定的に生じさせるのかもしれない。しかし、現実の人々の多くは、十全に知識を得ても、合理的でも、道徳的に理にかなってもいない。したがって、現実のデモクラシーは完璧には機能していないだろう。エピストクラシーは、このデモクラシーよりはも

      「選良政治」は実現するか?/「熟議」がダメな理由(読書メモ:『アゲインスト・デモクラシー』②) - 道徳的動物日記
    • 読了「眠れなくなるほど面白い社会心理学」亀田達也 - まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ

      どんな本 会社、学校、家庭、友人関係・・・社会や日常の生活の中で人は何を求め、何を嫌うのか?競争、協力、攻撃、援助・・・何気ない行動や選択の裏に隠された、集団・組織と個人の心理が見えてくる! 感想 ほぼすべての内容が、自分が毎日過ごす社会、コミュニティ、人間関係に当てはまるものばかりで、目から鱗が落ちる思いで一気に読破。話のタネ集めとしても秀逸、がすべてが有益過ぎてまとめきれず。コロナ禍の現代において、社会心理学が今あらためて面白い。 表紙 眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学 | 亀田 達也 |本 | 通販 | Amazon 目次 第1章 社会現象と心理学 第2章 組織・集団の心理学 第3章 職場における心理学 第4章 個人と対人認知の心理学 第5章 社会のあり方と心理学 要約・メモ 見て見ぬふりをするのはなぜ?⇒傍観者効果。自分が助けなくても他の誰かが助けるだろう、という心理が働く

        読了「眠れなくなるほど面白い社会心理学」亀田達也 - まちづくり・社会教育活動の実践あれこれ
      • 「思想の自由市場」論の前提変容 マスメディアの役割再強化を - 曽我部真裕|論座アーカイブ

        はじめに 2021年8月に公表された総務省の調査によると、2020年度の10代男性の平日1日あたりの新聞閲読時間の平均は2.5分、10代女性に至っては0.3分であり、いずれもラジオ聴取時間よりも短い(注1)。同じく、テレビ(リアルタイム)視聴時間は、10代男性69.7分、10代女性76.6分であった。新聞に関しては、60代が突出して長く(男女併せた平均は23.2分)、50代がそれに次ぎ(同11.9分)、40代以下は10代と大差ない状況であるのに対し、テレビでは10代と似た傾向にあるのは20代(同88.0分)だけで、30代(135.4分)以上はそれ未満よりも大幅に長い。 新聞の閲読習慣の減少は継続的に進行してきたのに対し、テレビ離れは動画共有系のSNSが急成長したこの10年足らずの間に急速に進んできたのかもしれない。いずれにしても、マスメディアの危機的な状況はますます明白になっている。 本稿

          「思想の自由市場」論の前提変容 マスメディアの役割再強化を - 曽我部真裕|論座アーカイブ
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