浦和レッズは12月19日に2020シーズンの最終節を迎えた。この試合は大槻毅監督にとっての浦和ラストゲームでもある。”組長”の異名でも知られる大槻監督だが、確かな戦術眼を持ちながらも常に選手の特徴やコンディション、その後の影響なども見極めてスタメンはもちろんベンチ入りメンバーも考えるタイプの指揮官だ。 2012年から浦和の強化スタッフや育成年代の指導を担ってきた大槻監督は昨シーズンの5月に二度目のトップチームでの指揮を任され、リーグ戦こそ14位に終わったものの、ACLでは上海上港、広州恒大といったアジアの強豪を打ち破り、ファイナル進出を果たした。 JリーグとACL両方のタイトルを求められる中で、現実に向き合いながら特にACLのタイトルを目指してクラブとして3度目のアジア制覇まであと一歩に迫るも、サウジアラビアのアル・ヒラルにホーム&アウェイの合計スコア0-3と完敗した。 「ACLで言うと、