指示要請に応じなかったことや救急救命士へのパワハラ行為について謝罪する鳥取県立中央病院の廣岡保明院長(手前)と竹内和久・県病院局長=鳥取県庁で2024年1月12日午後2時2分、中尾卓英撮影 鳥取県立中央病院(鳥取市)の救命救急センターが、現場に出動した救急救命士からの医療行為(特定行為)の指示要請を10日間にわたり拒否していた問題で、廣岡保明院長が12日、県庁で記者会見した。2023年12月に問題が発覚してから病院側が記者会見するのは初めて。廣岡院長は陳謝する一方、搬送時に救急隊員へのパワハラ行為があったことを認め、消防局側から「医師のパワハラ行為」として新たに約20件の調査要請があったことを明らかにした。 県東部広域行政管理組合消防局(東部広域消防局)と中央病院によると、指示要請の拒否は23年12月5日未明、救命救急センター長の医師がメールで同消防局に通知。院長の了承は得ていない一方的な