ケニアの首都ナイロビのスラム街にある姉(右)の家で、インタービューに応じるリネットさん(2020年7月15日撮影)。(c)Yasuyoshi CHIBA / AFP 【8月30日 AFP】16歳のリネットさんは恥ずかしそうに顔を隠しながら、ボソボソと手に向けてつぶやくように、ある若い男との出会い、男がリネットさんにフライドポテトを買い与え、お金もくれたこと、妊娠して捨てられ、以前よりもひどい貧困状態にあることなどを話した。 ケニアでは、リネットさんのような十代の少女が毎年何千人も妊娠している。専門家らによると、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)中、この傾向が悪化しているという。生活のために売春を余儀なくされる少女がいる一方、学校に行かず家にいるため性交渉の回数が増えた少女もいるからだ。 ケニアが3月にパンデミックに見舞われる直前、ブシア(Busia)西部で農業を営むリ