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finalvent 読書会の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • フリースタイルのノートとヴァレリー: 極東ブログ

    ブログがご無沙汰になって久しい。 ブログを書く気力もないのかというと、正直、コロナ騒ぎのときは、書く気力も失せていた。私個人としては、「コロナ騒ぎ」にしか思えなかったが、そう書くのには問題がある世間の空気でもあった。すでに書いてきたように、マスクなんて予防に意味ないよとか書いても、予定される悶着にうんざりしていた。似たものが、ウクライナ戦争(そう呼ぶべきではないだろうが)である。これについても、言及を控えたいと思った。ウクライナについては、2014年からこのブログに書いており、その延長で思うことはあるが、日本のメデイアの空気のなかで言明したい気もしない。幸いにして、この間、私は放送大学の大学院に入って修士過程にあった。その研究に概ね、没頭していた。終わった。修士レベルの中世英語の研究であるが、年末学会発表もする予定である。その研究もさらに進めたい部分はいろいろあるが、気がつくと人生の残り時

    • 書評 『ヨーロッパ文学の読み方――近代篇』(沼野充義・野崎歓): 極東ブログ

      前回放送大学学部の『世界文学の古典を読む 』を聴講し、そのテキストを紹介したが、その続きで、『ヨーロッパ文学の読み方――近代篇』を聴講した。テキストはアマゾンなどでも販売されている。今見たら、残り一点とあるので、ここでその1点がはけて枯渇すると中古本プレミアム価格になりかねない。放送大学テキストは他書店でも販売しているが、放送大学に問い合わせても販売しているし、なにより最寄りの学習センターも販売しているので、そっちをあたったほうがいいかもしれない。 講義およびテキストでは、扱う作品は国ごとに分けられている。 第1回 スペイン セルバンテス『ドン・キホーテ』 第2回 イギリス(1) シェイクスピア『ロミオとジュリエット』 第3回 イギリス(2) スウィフト『ガリヴァー旅行記』 第4回 イギリス(3) ブロンテ『嵐が丘』 第5回 ドイツ(1) ゲーテ『若きヴェルターの悩み』 第6回 ドイツ(2

      • [書評] ビザンツ帝国 千年の興亡と皇帝たち(中谷功治): 極東ブログ

        我ら(声高らかに)ビザンチン帝国愛好家にとっては好ましいことだが、ビザンチン帝国が、微妙にブームなのである。 まさかと思う人もいるだろうが、昨年末からビザンチン帝国関連書籍が続出なのである。12月『アレクシアス』、12月『コンスタンティノープル使節記』、1月『生まれくる文明と対峙すること 7世紀地中海世界の新たな歴史像』、4月『聖デメトリオスは我らとともにあり: 中世バルカンにおける「聖性」をめぐる戦い』、7月『歴史学の慰め:アンナ・コムネナの生涯と作品』。まあ、どれも学術書に近い書籍でお値段もそれなりになのだが、それにしても、何が起きているのだろうか? わからない。 そして極めつけとも言えるが、ジュンク堂書店池袋本店の新書ランキング第1位が、この中公新書『ビザンツ帝国 千年の興亡と皇帝たち』であった。新書なので一般書と言えるだろう。 まあ、このビッグウェーブに乗るっきゃないでしょ、という

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