隣近所、職場内やスポーツ・娯楽・趣味の集まりなどの社会集団の中で、人とほとんど、またはまったく一緒の時間を過ごさない成人男性の割合は、日本男性が断トツの1位で、17パーセントです。これは、OECD加盟国平均の約3倍で、約1パーセントのスウェーデン、約4パーセントの米国やドイツをはじめ、他国がすべて10パーセント未満のなかで、「人付き合いがない」比率が際立って高いのです。 女性の孤独度も調査されており、日本女性は、メキシコに次ぐ2位の14パーセントとなっています。ただし、日本の男女のこうした「人付き合いがない」状態には明らかな性差があります。 日本の男性は「世界で一番孤独」!? 内閣府は、60歳以上の高齢者男女の親しい友人の保有率を、日本、米国、ドイツ、スウェーデンの4カ国で比較調査しました(2015年)。 その結果、日本以外の他の3カ国の男女では、「同性・異性の両方の友人がいる人」が40パ