Suchmosのステージが終わり、彼らの楽器や機材が片付けられるとそこは「お立ち台」が3つ並べられただけの、極々シンプルな空間となった。サマソニ最終日、炎天下のマリーンステージに続々と人が集まってくる。トキモンスタやアラン・ウォーカー、ゼッド、そしてザ・チェインスモーカーズとダンス・ミュージック〜エレクトロ勢が並ぶ中、14時という時間帯ではあるが日本人アーティストとしてのトリを担うのは、広島県出身のテクノ・ポップ・ユニットPerfumeだ。 長い下積みを経て2007年に「ポリリズム」で注目を集めて以来、常に進化を遂げてきた彼女たち。とりわけ今年に入ってからの躍進っぷりは、目を見張るものがある。まず、昨年末から新年にかけて神奈川・横浜アリーナにて行われたファンクラブ「P.T.A.」会員限定のカウントダウンライブでは、ドコモとのコラボレーション・プロジェクト「FUTURE-EXPERIMENT