カンボジア北部シエムレアプ州にあるアンコールワット遺跡群で、若木を駆除するために遺跡に登る庭師ら(2020年10月12日撮影)。(c)TANG CHHIN Sothy / AFP 【1月2日 AFP】カンボジア北部シエムレアプ(Siem Reap)州のアンコールワット遺跡(Angkor Wat)で、チュウン・トゥリー(Chhoeurm Try)さん(50)は高い尖塔(せんとう)に立てかけたはしごを慎重に上がり、木の枝が建造物を傷めることのないように、それらを切り落とした。 砂岩の割れ目から伸びる若木が茂り、この国で最も貴重な遺産を傷つけることがないように、チュウン・トゥリーさんは庭師による対策チームの一員として活動している。 20年間、アンコールワット遺跡の中央の尖塔にはだしで登るという危険な行為を続けてきた。尖塔の高さは65メートルもある。 地上に戻ったチュウン・トゥリーさんはAFPに、