ユウキさんのお気に入りスニーカー。左が「おじさんが履いているような靴(ダッド・シューズ)」として人気を集めた「BALENCIAGA TRIPLE S(バレンシアガ トリプルエス)」、右がカニエ・ウェストが手がけた「adidas YEEZY BOOST 700」。 提供:取材者(ユウキさん) 「ぼくは元々、根暗で内気な陰キャなんです。だからこそ、何かしらの反逆性があるアイテムを身につけて武装したい。例えば(お騒がせセレブとして知られる)カニエ・ウェストのスニーカーを履いて『イヤなことはイヤって言うぞ』と、暗に示す感じです」 そう語るのは、音楽系のスタートアップで働くユウキさん(28歳、仮名)。スニーカー愛好歴はこの5年ほど。 きっかけは、ゾゾタウン(現在のZOZO)で、リーボックの人気モデル「ポンプフューリー」をたまたま購入したことだ。「価格は5000円くらいだったかな。意外と履きやすかった