人家周辺の猫、徳之島の希少種捕食 アマミノクロウサギなど被害―森林総研など調査 2019年11月20日09時44分 鹿児島県・徳之島に生息する天然記念物ケナガネズミを捕食する猫(森林総合研究所提供) 鹿児島県・徳之島で、人から餌をもらっている野良猫や放し飼いの猫などが、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどの希少種を捕食している実態が、森林研究・整備機構森林総合研究所と京都大などの研究で分かった。研究チームは「餌やりによって猫が増え、自然環境に影響を与えるということを知ってほしい」と訴えている。 〔写真特集〕守ろう 絶滅危惧種 徳之島にはアマミノクロウサギなどの希少種が生息しているが、森林と人の生活圏が近く、猫による捕食が問題になっていた。 森林総研の亘悠哉主任研究員らは2014年12月~18年1月、森林域で捕獲した猫から、ふんと体毛を採取。174匹分のふんの内容物を分析したところ、約2