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クライ・マッチョの検索結果1 - 4 件 / 4件

  • 映画『クライ・マッチョ』感想。 - 社会の独房から

    何度目だ、クリント・イーストウッドの生前葬 【監督】 クリント・イーストウッド 【原作】 クライ・マッチョ 【原作者】 N・リチャード・ナッシュ あらすじ 誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく―― アメリカ、テキサス。 ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。 そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻してくれと依頼される。 犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。 男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。 そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか? 今、マイクは少年とともに、人生の岐路に立たされる―

      映画『クライ・マッチョ』感想。 - 社会の独房から
    • 『クライ・マッチョ』〜 イーストウッドの「忘れ物」 - yakkunの趣夫生活

      (Cry Macho 2021年 アメリカ) わたしが大好きなタイプの映画。 特にこれといった事件が起こらない。 男同士の友情にも似た師弟愛。 しかもロードムービー。 アメリカで公開された際は、「何もないシーンが続き、ひたすら何もない」と酷評した批評家もいたようだが、その「何もない」が私の大好物だったりする。 「何もない」ように見えて、クリント・イーストウッドが演じる老人と少年の関係性は物語が進むにつれ変化していく。 特に大きなきっかけがある訳でもないのに、二人の心情が徐々に変わっていくところが、わたしにとっては「たまらない」のだ。 主人公のマイクは、かつてはロデオ・スターとして名を馳せたが、怪我をきっかけにすっかり落ちぶれてしまっていた。 そんな彼の所に元の雇い主がやってきて、メキシコで別れた妻と暮らしている息子を連れてきてほしいと依頼される。 主人公がカウボーイである事など、イーストウ

        『クライ・マッチョ』〜 イーストウッドの「忘れ物」 - yakkunの趣夫生活
      • クライ・マッチョ - ★気ままに自宅で映画観賞★

        2022年の今年に公開された本作を見てまず驚いたのがクリント・イーストウッドの吹替である多田野曜平。確か運び屋でも同じであったと思いますが、もうかつての山田康雄が歳を重ねたとしか思えない。昔のイーストウッドの声を知る人にはたまらないだろうし、ごく自然に受け入れられる。そのためてっきり古い映画だと勘違いしてしまいました。この映画、とにかく見ていて心地いい。時間がゆっくりと流れていくような感じで、ついついリラックスしてしまいます。忙しないアクションも悪くはないでしょうが、時にはまったりとした時間を味わうのも良い。縁側でお茶を飲むようなひと時です。そしてぼんやりと庭の植木を眺める。監督と主演はクリント・イーストウッド。動きや役どころは所謂老人なんですが、様々な人との交流や時々出るユーモアがなんとも楽しい。人間、やはり人とのコミュニケーションは大事なんだと改めて感じた映画でしたね。 🦍本日のゲス

          クライ・マッチョ - ★気ままに自宅で映画観賞★
        • 「男らしさ」の神話に自ら幕を引く 『クライ・マッチョ』とイーストウッドのジェンダー表現の変遷 | CINRA

          「マスキュリニティの理想と、同時代の原理的な道徳的・倫理的問題の間の全体的な連鎖の中に囚われた映画作家」(*1) フェミニストであり、法哲学や政治哲学などを専門とするドゥルシラ・コーネルは、アメリカ映画界の巨匠、クリント・イーストウッドをこう評した。そして、その作品における取り組みに対して「アメリカの歴史を覆っている異性愛白人男性の男らしさの意味を問うものなのである」(*2)と述べる。 1月14日に公開されたイーストウッドの最新作『クライ・マッチョ』も、こうした見方と無縁の作品ではない。本作は2020年代においてどのような意味を持ち、そのキャリアにおいてどう位置づけることができるのか。イーストウッド映画と現代におけるマスキュリニティ(男性性)をテーマに、小野寺系に執筆してもらった。 ※本記事には一部本編の内容に関する記述が含まれます。あらかじめご了承下さい。 現実の社会を暗示し、先触れとも

            「男らしさ」の神話に自ら幕を引く 『クライ・マッチョ』とイーストウッドのジェンダー表現の変遷 | CINRA
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