とくに、最近の研究ではほとんど再現性がないとされている「ステレオタイプ脅威」について、リベラルバイアスにも言及しながら議論しているのが印象的。 日本ではなぜか「再現性の危機」の前に書かれた本が邦訳・出版され、心理学者が無批判に宣伝しているが
人は社会的印象に引きずられて生きている。 男の方が力が強い、女性は家庭で活躍する。 そうしたステレオタイプ。 それに当てはまらない場所では、ステレオタイプ脅威というものを感じて、能力が低下するようだ。 例えば、肉体労働の現場で働く女性は、そこで女性として扱われれば、物理的にも力が弱くなるらしい。 不当に低い立場で働いている人は、本来持つ能力が高かったとしても、その立場に見合った力しか発揮できないようだ。 そうしたステレオタイプ脅威。 私にも思い当たるところがある。 日本人は空気を読む性質が強い。 「でしゃばり」は敬遠されるのだ。 だから、必要以上にTPOに縛られて、与えられた役割を演じることに躍起になるのだろう。 見た目に威厳があるの立場が高い。 立場が上だと仕事ができる。能力が高い。 それもまたステレオタイプだ。 ある意味では、立場が上がることで、それに見合うだけの仕事を任されて能力が身
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