文:いちむらまさき *この記事は書籍『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 Q: “ペンタトニック・スケールから脱皮!”と書かれた教材を見ました。脱皮してもOKのようなものをなぜ覚えるのでしょうか? “ドレミファソラシド”だけじゃ駄目ですか? A: メロディやフレーズの基本は“ドレミファソラシ”の音程間隔にあります。これを第1段階とします。 しかしロックっぽいフレーズを弾く入り口としての音階の基本は“ドレミソラ”のペンタトニック・スケール(ペンタ)です。このペンタ中心で弾くと、音数が少ないために簡単で、なおかつロックっぽくなります。これを第2段階とします。 ペンタは便利ですが、これでばかり弾いているとマンネリになっていきますので、今度はペンタにほかの音を加えていくことになり、フレット・ポジションやコードごとに“どの