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台風クラブの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 黒沢清 トークショー レポート・『台風クラブ 4Kレストア版』(1) - 私の中の見えない炎

    台風が襲来した夜、中学生たちは学校に閉じ込められた。彼らは日ごろの感情を爆発させる。 相米慎二監督(加藤祐司脚本)『台風クラブ』(1985)は中学生たちや彼らを取り巻く教師などのあやうさをクールかつ鮮烈に描いた傑作である。4Kリマスターが行われ、2023年10月にリバイバル上映と黒沢清監督のトークイベントがあった(以下のレポはメモと怪しい記憶頼りですので実際と異なる言い回しや整理してしまっている部分もございます。ご了承ください)。 【『台風クラブ』について (1)】 黒沢「相米さんとは個人的には親しくしていたんですが、どうしてあんな映画を撮っていたのか、ぼくも判ってしないところがあります。4K版をチェックさせていただいて、こんなにいろいろよく見える映画だったんだと驚きではありました。昔はフィルムで映画館で見ているわけですが、冒頭のプールのところや、台風が来るのは夜ですからぼんやりして蛍光灯

      黒沢清 トークショー レポート・『台風クラブ 4Kレストア版』(1) - 私の中の見えない炎
    • 黒沢清 トークショー レポート・『台風クラブ 4Kレストア版』(2) - 私の中の見えない炎

      【『台風クラブ』について (2)】 相米慎二作品は長回しが多いだけに映画全体も長くなって、大幅にカットされてしまうことが多い。 黒沢「(『ションベン・ライダー』〈1983〉は、当初の3時間45分あるバージョンには)藤竜也さんの話がいろいろあったんですが、ほぼ全部切られてたんじゃないかな。結構、豪快に。もとの版が判りやすいかはともかく、3時間版はそれなりにバランスが取れている気はしました。デビュー作の『翔んだカップル』(1980)の3時間版もそうですね。長い版が面白いのはエドワード・ヤンやテオ・アンゲロプロスに近いものを感じます。ただアイドル映画だし、東宝系で封切られるんですから、3時間は許されないと最初から判ってたわけですよね。『翔んだカップル』はまだデビュー作ですけど、その後も『セーラー服と機関銃』(1981)に『ションベン』に『光る女』(1987)に、何度やっても長くなってしまう。『台

        黒沢清 トークショー レポート・『台風クラブ 4Kレストア版』(2) - 私の中の見えない炎
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